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四川小学校カビ食材事件 当局は保護者3人を拘束 「食材は合格」

2019-03-21 17:59
四川省成都市第7中学実験学校のカビ食材事件は中国社会に大きな波紋を呼んでいます。保護者らが学校側や当局に問題解決を求めるなか、17日、事態は見事な逆転を見せました。当局は問題の写真を捏造し、デマを流したとして、保護者3人を拘束しました。 中国メディアの報道によると、3月12日、四川省成都市第7中学実験学校で、植樹イベントに参加した保護者らが昼食の時間に食堂を参観。その際にカビの生えた食材や腐った肉などを発見しました。翌日、保護者数千人が学校に詰め掛け抗議したところ、警察が出動し、催涙ガスなどで保護者らを退散させました。 事件はそれからも発展を続けましたが、17日には事態が逆転しました。成都市公安局は、監視カメラの映像を確認したところ、保護者がネットに投稿した問題食材の写真は捏造であると発表しました。さらには「騒動挑発罪」で保護者3人を拘束しました。保護者らも自分たちが食材の上にウコンや紅麹(べにこうじ)の粉をふりかけて、カビが生えたように写真を偽造したと認めたとのことです。 しかし、多くのネットユーザーは当局の発表を信じていません。警察当局が発表した監視カメラの映像の日付は3月12日22時26分です。いっぽう、官製メディア「人民網」の報道では、12日午後3時の時点で当局の人員がすでに学校に到着し、すべての冷凍庫や倉庫内の食品を封印したとしています。 あるネットユーザーは、たとえ一部保護者の主張が理性的でないとしても、食堂に問題があるという事実は否定できないと述べています。またあるネットユーザーは直接この学校の生徒たちから話を聞いたところ、生徒たちは食堂では変質した食べ物を提供していたと証言しました。 成都市第7中学実験学校 生徒 「いつも下痢をしている」 「あれらの食べ物を食べた後はお腹を下す」 「彼女の卵料理にカビが生えていた」 ネットユーザー 「肉は臭かったの?」 成都市第7中学実験学校 生徒 「臭い」 「匂いを嗅いでみたが、油も臭かった」 17日、成都市当局は記者会見を開き、12日に封印し保存した18種類の食材から抜き取り検査をしたところ、春雨からカビが発見されただけで、ほかの17種類は問題ないと発表しました。 いっぽう、事情に詳しい黄さんはラジオ・フリー・アジアに対し、今回抜き取り検査を行なった源坤国科品質検査公司(四川源坤国科质量检验有限公司)は民間機構で、検査結果の信憑性が問われると述べました。また、成都市第7中学実験学校に投資している冠城集団は地元政府と深いつながりがあり、冠城ビルの21階は2000年、1年中成都市の共産党委員会宣伝部にフロアごと貸し出していたといいます。官僚と企業が癒着しているため、真相を追及するのは極めて難しいと述べました。 保護者 「我々のスマホに写真や動画、子どもの入院証明がある。保護者からみれば立派な証拠だが、政府はなぜ証拠として認めないのか?」 事件の被害者がかえって犯罪者扱いされるのは今回が初めてではありません。中国最高裁の王林清裁判官は昨年、自身が担当する裁判の審理に最高裁の上層部が不正介入し、重要な裁判記録が盗まれたと告発しました。しかし2019年2月22日、当局はこの告発は王裁判官の自作自演であるとの予想外の結果を発表しました。ネットユーザーは四川のカビ食材事件も結局、問題提起した保護者らが罪を着せられ、当局はいつものように堂々と権力で押さえつけると嘆いています。